LIPERとは
2003年度から、慶應義塾大学文学部上田修一教授を代表者として、科学研究費を受けて行っている共同研究グループで、正式名称は「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究」です。図書館員が現代社会で果たすべき役割を総合的に見直して、IT社会に適合する専門教育の実現可能性を検討しています。詳しくは、LIPERホームページをご覧下さい。
LIPER学校図書館研究会
上記の研究グループにおいて、とくに学校図書館の問題を分担している研究班です。
・研究グループ:○は責任者
○堀川照代(島根女子短期大学)
○根本彰(東京大学)
片岡則夫(神奈川県立麻溝台高等学校)
河西由美子(玉川大学)
中村百合子(東洋大学)
平久江祐司(筑波大学)
・研究の目的
1990年代以降,学校図書館には読書センターおよび学習情報センターとしての役割が期待されるようになってきました。情報化社会を生きる力をもつ子どもたちの育成のために,学校図書館および学校図書館職員の重要性は日々高まっていると考えられます。1997年には,学校図書館法が一部改正され,12学級以上の規模の学校には司書教諭が配置されるようになりました。
しかしながら,たとえ制度的に配置されても,司書教諭の多くは学級担任や教科担任といった職務の傍ら学校図書館を担当せざるをえない現状があるようです。いわゆる学校司書が配置されている学校もありますが,雇用や勤務の形態等の事情により,十分に力を発揮できない状況があるとも言われます。つまり、学校図書館の問題は、必ずしも個々の学校や担当者の責任ではなく、構造的なものでもあると考えられます。
このような現状を改善するために、私たちは現在の学校図書館で実際にどのような活動が行われているかを把握することが必要だと判断しました。皆さんからいただいた回答を分析することによって,学校図書館が真の意味で学習活動や読書活動を支援する場になるための制度づくりの提言をすることを目的にしています。
・中間報告(2005年9月)(PDFファイル9MB)
とくに第一部の研究成果報告と第二部の改革案の提言をご覧ください。
また、第三部以降にも学校図書館班の関連資料があります。
ご協力くださった皆さまには感謝申し上げます。
なお、LIPERは、2006年3月で終了しましたが、引き続き2006年4月から2010年3月まで4年間の継続プロジェクトLIPER2を実施することが決定しました。このなかでは学校図書館を担当する専門職員の養成問題およびその実現方法について合わせて検討することになっています。